2016年度2度目のプロツアーへの予備予選
主催 Gameshopさかいや
ヘッドジャッジ マスヤマタクヤ様
開催日 2015年10月11日
フォーマット スタンダード
ラウンド数 予選スイスラウンド(5ラウンド)後、上位8名による決勝シングルエリミネーション(3ラウンド)
Gameshopさかいやで、
10/11(日)に開催されたプロツアー予備予選2016#2は
《わめき騒ぐマンドリル(KTK)》を採用した
独特なAtarkaRedを駆る
サカモトマサアキ様が、同型対決及びAbzanAggroを制し
権利を獲得した!
Top8には、3人のAbzan使いに、3人のAtarkaRed、
そして1人のJeskaiBlackが勝ち残った。
AbzanはAggro2人にControlが1人、対するAtarkaRedは純粋なAggro2人と《鎌豹(BFZ)》や《マキンディの滑り駆け(BFZ)》を
使うRG Landfall1人。
Jeskaiは王道のJeskaiBlackで、最後の1人は4色の赤を中心とした
GoodstaffなAggroを選択している。
賞品には《汚染された三角州》のゼンディカー探検土地と
モダンマスターズ2015が用意された。
1位には、この美しいゼンディカーの風景画を
2位から8位には、合計36パック分の
日本語版のモダンマスターズ2015が順位に応じて贈られた。
決勝戦は、サカモトマサアキ様とエンドウジュンイチ様の戦いとなった。
サイドイベントとして、戦乱のゼンディカードラフトも開催された。
Gameshopさかいやが独断と偏見と好みで、今回の要チェックカードを紹介します!
《はじける破滅/Crackling Doom(KTK)》
Jeskaiカラーのデッキが黒をタッチする原動力がこのカードだ!
AggroなJeskaiにとって、邪魔なクリーチャーを除去しつつ、ダメージにもなる
まさに一石二鳥となる優秀なカードである。
また、環境中の強力クリーチャーの《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai(DTK)》を仕留めることも
できるし、何よりインスタントなのが嬉しい。
Abzanが赤をタッチして導入する例もあり、今後の活躍もはかりしれない。
《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》
Abzan最強兵器が、このサイだ。もはや説明不要の強さで、
Abzanカラーの全てのデッキを支えている。環境の除去カードの選択は
このカードに対処できるかどうかが選択の基準になっている。
《白日の下に/Bring to Light(BFZ)》コントロールは、このカードによって
成立していると言っても過言ではない。
《アタルカの命令/Atarka's Command(DTK)》
急上昇中のAtarkaRedを支える屋台骨がこの命令だ!
《ドラゴンの餌/Dragon Fodder(DTK)》や《軍族童の突発/Hordeling Outburst(KTK)》とともに
大量ダメージを発生させるカードであり、相手のライフ回復を阻害するいぶし銀。
赤と緑のアグロには、上陸を多用するタイプのものもあるが、
主流は、緑は《強大化/Become Immense(KTK)》とこれだけで構成するようだ。
《大草原の川/Prairie Stream(BFZ)》
戦乱のゼンディカーでお目見えした新しい二色ランドもまた環境を激変させた!
タルキール覇王譚で収録された《溢れかえる岸辺/Flooded Strand(KTK)》などのフェッチランドとの
相性が抜群で、JeskaiBlackなどの4色のデッキを無理なく動かす原動力となった。
実際に、JeskaiBlackの中には、《時を越えた探索/Dig Through Time(KTK)》などの
ダブルシンボルが複数採用されているにもかかわらずマナ事故を起こさないのは流石である。
《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar(BFZ)》
やっぱりこのカードは外せない。
環境のトップメタである、abzan系にもJeskai系にも採用されつつある
押しも押されぬパワーカードである。
《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor(KTK)》との兼ね合いもあるが
両方並べばとても強い。
実際には、ギデオンを優先する方が多いように感じ、このカードのパワーを覗わせる。
今は亡き《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion(THS)》の代役としても
注目です!
最大勢力は7人のAbzan系で、大半はAggroだ。Top8に残ったControlはプレインズウォーカーを重視した構成であった。
JeskaiとAtarkaはそれぞれ5人で、Atarkaは内3人をTop8に送り込んだ勝組となった。実際、重厚なデッキたちを早いゲームに持込んで、早々にフィニッシュするのをよく見かけることとなった。
意外なのは、《白日の下に/Bring to Light(BFZ)》を使ったデッキが1人しかいなかったことだ。また、コントロール系のデッキが少なく、攻撃的なミッドレンジとビートダウンのノーガードの殴り合いが頻発していた。WG Megamorphは惜しくもTop8には入らなかったが、今後は数を増やしてくるだろう。王者AbzanとJeskaiがどう対応するかが今後のカギになりそうだ。
Abzan | Abzan Aggro | 5 |
Abzan Control | 1 | |
Abzan Red | 1 | |
Jeskai | Jeskai Black | 4 |
Jeskai Black Dragon | 1 | |
Atarka | Atarka Red | 4 |
RG Landfall | 1 | |
Esper | Esper Dragon | 2 |
WG | WG Eldrazi | 2 |
WG Megamorph | 1 | |
Other | other | 7 |