グランプリトライアル名古屋(スタンダード)
主催 Gameshopさかいや
ヘッドジャッジ ワキタヨシヒロ(Lv1ジャッジ)
フロアジャッジ カツバヤシノブヒサ(ジャッジ候補生)
開催日 2015年12月26日
フォーマット スタンダード(競技)
ラウンド数 予選スイスラウンド5ラウンド、決勝シングルエリミネーション3ラウンド
参加費 2000円
参加人数 20名
年の瀬も迫る12月は最後となる日曜日に、当店で開催されたGPT名古屋(スタンダード)には20名の参加者が集まってくれた。
戦乱のゼンディカーが発売され、はや二ヶ月、スタンダードの環境は、やや固定化が見られるものの、ゲートウォッチの誓いの発売による新環境の前に、現環境の理解を深めておきたいプレイヤーも多く、また、単純に、あと一ヶ月に迫ったGP名古屋の不戦勝を得たいがためのプレイヤーもまた多い。近隣の店舗とのイベント競合のなか、当店を選んでいただいた参加者に感謝。
細かなメタゲームブレークダウンは改めてまとめるが、やはりAbzanAggroの姿は目立った。6人がけの各テーブルに2人か3人はAbzanを使っているようだった。しかし、Top8にはAbzanは2人のみで、割合的には数を減らしており、現環境の最先端をいくプレイヤーはAbzanへの対応がしっかりしている印象だ。
Top8には、6種類のアーキタイプが残った。Abzanが目立ちがちだが、実際にはかなりのアーキタイプが、上位卓を虎視眈々と狙っている。
賞品は、戦乱のゼンディカーブースターパックを2Boxと戦乱のゼンディカーファットパックを1個をTop8に順位に応じて分配した。
当店では年末セールの真っ只中だったので、希望者には、シングルカード割引券の形で賞品を配布した。
ブースターパックをばりばり剥く者あり、シングルカード割引券でレガシーパーツを集める者あり、めいめい欲しいものを獲得できたようだった。
《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》
やはり多い。単純に2マナ域として置くだけでも、相手に対処を迫ることが出来、また後半は守りにも攻めにも使える実に優秀なカードだ。
最初は、あまり話題にならず、200円300円で販売されていたこのカードが、これほどに使われるようになるとは。
いやはやMTGは奥が深い。
当店の最初の《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》は150円で、先見の明があるひとたちに貰われていきました。
《乱脈な気孔/Shambling Vent(BFZ)》
対抗色ミシュランとして期待を一心に受け、絶賛活躍中の城と黒のマナを生む殴れるアイツだ。
あれほど絆魂はダメだって言ったのに。
ライフレースに超絶強く、MidrangeからControlまで幅広く使われている。守護の要にして、相手にトドメもさせる。
青と緑のヤツも忘れないであげてください。
環境後期にありがちな、アーキタイプの偏りであるが、やはりAbzan系統は多い。しかし、7人のうち2人しかTop8に残っておらず、3人のJeskaiBlackも2人をTop8に送り込んでいることから、Abzan自体が勝ち組というわけにも行かないようだ。
AtarkaRedやMonoRedAggroなど、赤くて速いデッキがそれなりの勢力で、かつ成績も残している。
一時期増えていたように思う、Eldarazi RampとMardu系のデッキは数を減らしている。しかし、エルドラージが増える次回エキスパンション発売後は、Eldarazi Rampは増えるかもしれない。
WBの戦士デッキが2名いたが、赤でもなくAbzanでもない横に並ぶ軽量Aggroは新しい光となるのだろうか、《次元の激高/Planar Outburst(BFZ)》をサイドボードに用意しているAbzanが多いのは向かい風か。
いずれも、ゲートウォッチの誓いが発売されると、また勢力図は大きく書き換わるかもしれない。
Eldrazi Ramp | 1 | WG Eldrazi | 1 |
Mardu (WBR) | 1 | Mardu Midrange | 1 |
Abzan (WBG) | 7 | Abzan Aggro | 6 |
Abzan Blue | 1 | ||
Esper (WUB) | 1 | Esper Dragon |
1 |
Jeskai (WUR) | 3 | Jeskai Black | 3 |
Atarka (RG) | 3 | Atarka Red | 3 |
4C | 1 | Husk | 1 |
Mono Red | 1 | Mono red Aggro | 1 |
WB | 2 | WB Aggro | 1 |
WB tU Aggro | 1 |