グランプリトライアル千葉(GPT千葉)-レガシー
グランプリトライアル(GPT)は、店舗で開催されるイベントだ。フォーマットは、スタンダード、モダン、リミテッド、そして本戦のフォーマットの中から選ばれる。今回は、グランプリ千葉の本戦フォーマットであるレガシーで開催された。
このGPTでは、優勝すると本戦の不戦勝2勝分の権利を獲得できる。本戦は通常15ラウンド程度で競われるため、2勝の割合は決して小さくはない。
GPTの開催数自体は多いので、何度もチャレンジするのがお勧めだ。
サテライトというシステムはマジック・ザ・ギャザリングプレイヤーには馴染みが薄いかもしれないが、ポーカーのイベントなどではよくあるシステムである。
ポーカーなどでは、イベントの参加費が高額になる場合が多く、そういったイベントでは参加費が安いサテライトイベントが開催され、その勝者は本戦に参加費を支払わずに出場できる。サテライトが予選と異なるのは、参加費を払えば、本戦から参加できる点だ。
そこで、2000円の参加費を免除されるイベント、それがサテライトイベントだ。サテライトは今回500円で開催したので、これを勝ち抜けば500円でグランプリトライアルに出られることになる。運と実力さえあれば、500円の参加費でグランプリへのシード権を獲得できるのだ。
もちろん、サテライトに運悪く敗退しても、本戦には参加費を払えば当然出られるので、デッキの調整などにもオススメできる。
Top8Decklistについては、しばらくお待ち下さい。
Mainboard
4《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic(WWK)》
2《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》
2《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang(FRF)》
3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(EMA)》
1《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(MMA)》
1《梅澤の十手/Umezawa's Jitte(BOK)》
1《殴打頭蓋/Batterskull(NPH)》
1《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
4《渦まく知識/Brainstorm(EMA)》
2《思案/Ponder(M12)》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares(EMA)》
4《思考囲い/Thoughtseize(THS)》
1《対抗呪文/Counterspell(EMA)》
2《未練ある魂/Lingering Souls(DKA)》
1《議会の採決/Council's Judgment(CNS)》
4《意志の力/Force of Will(EMA)》
1《平地/Plains(KLD)》
2《島/Island(KLD)》
1《沼/Swamp(KLD)》
3《Tundra(3ED)》
2《Underground Sea(3ED)》
1《Scrubland(3ED)》
1《カラカス/Karakas(EMA)》
1《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit(WWK)》
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand(KTK)》
4《汚染された三角州/Polluted Delta(KTK)》
1《湿地の干潟/Marsh Flats(ZEN)》
2《不毛の大地/Wasteland(EMA)》
Sideboard
2《安らかなる眠り/Rest in Peace(RTR)》
1《配分の領事、カンバール/Kambal, Consul of Allocation(KLD)》
1《謙虚/Humility(TMP)》
1《狼狽の嵐/Flusterstorm(CMD)》
1《流刑への道/Path to Exile(MMA)》
1《石術師、ナヒリ/Nahiri, the Lithomancer(C14)》
1《真髄の針/Pithing Needle(RTR)》
1《世界のるつぼ/Crucible of Worlds(10E)》
1《概念泥棒/Notion Thief(DGM)》
1《外科的摘出/Surgical Extraction(MM2)》
1《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》
1《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
1《解呪/Disenchant(TSB)》
1《至高の評決/Supreme Verdict(RTR)》
《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy(ORI)》
つい最近まで、スタンダードで活躍していた、このプレインズウォーカーは、デッキによっては《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(EMA)》を押しのけて活躍している!墓地にカードを置きたいリアニメイトデッキには最適なジェイスです。もちろん、使い終わった《再活性/Reanimate(TMP)》をもう一度使えるのも魅力的。
新しいカードでも、レガシーの海を渡れる好例です!
《集団的蛮行/Collective Brutality(EMN)》
現在のスタンダードでも活躍している異界月の優良手札破壊兼クリーチャー除去が、この蛮行だ。レガシーでは、サイズの小さいクリーチャーが多いため、スタンダードよりもクリーチャー除去のモードの有効範囲が広い。さらに、強力なインスタントやソーサリーが跋扈する環境なので、当然手札破壊モードも強い。スタンダードよりもレガシーで強いカードのお手本のような感じだ。実際に選択肢が多いカードは強いので、ぜひともお試しあれ!
《配分の領事、カンバール/Kambal, Consul of Allocation(KLD)》
こちらは、最新エキスパンションからの登場だ。カンバールは、非クリーチャー呪文を咎めるヘイトカードだが、レガシーには、クリーチャーを使わないデッキは多く、軽量のインスタントやソーサリーが飛び交うことが多い。それらに対して、強烈な存在感を示すことができそうだ。色が白と黒を使うため、有力な所属先が無いのは向かい風だが、ダークマーベリックのようなデッキや、エスパー石鍛冶のようなデッキのサイドに用意される日が来るかもしれない。
9/22開催の当店のグランプリトライアルと大きな差は感じることはできないが、ストーム系コンボがTop8に1人も残れなかった。
前回、Miracles、Delver、Stormで半分近い制圧率を誇ったが、今回は若干減少した。青いデッキの持ち込み率は、未だ十分に多い。対する《虚空の杯/Chalice of the Void(MMA)》は前回よりは減っているも、DragonStompyをTop8に送り込み、無視できる存在ではない。
Top8に残ったDelverは、URDelverに手札破壊をタッチするGrixisともURとも異なるデッキ構成でキラリと光っている。
EsperStoneforgeが2人で、両者ともにTop8に進出し、優勝者もこれを使った。メタゲーム的に突出して強いとは感じないが、《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic(WWK)》《殴打頭蓋/Batterskull(NPH)》の流れはアグロなデッキを沈黙させることが出来、白と青の柔軟性と地力の高さはいわずもがなである。多くは無いが決して侮れない手強いデッキには違いない。
Color | ArchiType | Top8 | ||
Miracles | 3 | WUR Miracles | 3 | 1 |
Delver | 3 | Grixis Delver | 1 | |
UR Delver | 1 | |||
URb Delver | 1 | 1 | ||
Storm | 3 | ANT | 2 | |
Grisel Shoot | 1 | |||
Stompy | 2 | Mono White Eldrazi | 1 | |
Dragon Stompy | 1 | 1 | ||
Stoneforge | 2 | Esper Stoneforge | 2 | 2 |
Reanimate | 2 | UB Reanimate | 2 | |
Death and Tax | 2 | Death and Tax | 2 | |
Show Tell | 2 | OmniTell | 1 | |
Eureka Show | 1 | |||
Cascade | 2 | BUG Cascade | 2 | |
Elf | 1 | Elves ! | 1 | 1 |
Burn | 1 | Mono Red Burn | 1 | 1 |
Aggro Loam | 1 | 5C Aggro Loam | 1 | 1 |
Infect | 1 | UG Infect | 1 | |
Lands | 1 | Lands | 1 | |
Sneak | 1 | WR Sneak | 1 | |
Goblin | 1 | WU Goblin | 1 |
主催 Gameshopさかいや
ヘッドジャッジ カツバヤシノブヒサ氏(Lv1ジャッジ)
開催日 2016年10月9日
フォーマット レガシー(一般)
ラウンド数 予選スイスラウンド5ラウンド、決勝ラウンドシングルエリミネーション3ラウンド
参加費 2000円
参加人数 29名
賞品(選択制)
1位 《Bayou(3ED)》 or シングルカード15000円分
2位 エターナルマスターズ日本語ブースター8パック or シングルカード8000円分
3位-4位 エターナルマスターズ日本語ブースター4パック or シングルカード5000円分
5位-8位 エターナルマスターズ日本語ブースター2パック or シングルカード3500円分